カルキとは、もとは水酸化カルシウム(消石灰)に塩素を吸収させたものです。
塩素を含んでいるため、漂白作用や殺菌作用が強くあらわれます。暮らしのなかでは、漂白剤、脱臭剤、殺菌剤、酸化剤などに使用されています。
今回は「カルキ」「塩素」「クロラミン」といった物質について正しい理解を深めましょう。
水道水に含まれるカルキとは?(次亜塩素酸カルシウム)
カルキと呼ばれているものの正体は、次亜塩素酸カルシウムです。水に溶けやすく、白色で、結晶のような粉末形状をしています。
晒粉(さらしこ)とも呼ばれる次亜塩素酸カルシウムは、強力な酸化剤です。殺菌や漂白の作用を期待できることから、従来、水道水やプールに消毒目的で用いられてきました。
カルキの語源・カルキと呼ばれる理由
晒粉(さらしこ)は、ドイツ語ではクロールカルキ(クロルカルキ)と言います。
クロールカルキのことを省略して、日本では慣習的にカルキと呼ばれてきました。
水道水に添加される可能性のある3種類の塩素消毒剤
日本では水道法により、水道水には衛生面を考慮して塩素消毒剤が添加されています。
水道水の消毒用に使用の認められている薬剤には、以下の3種類があります。
- 水道用次亜塩素酸ナトリウム
- 液体塩素
- 次亜塩素酸カルシウム(カルキ)
現在、水道水の消毒にカルキは使用されていない
粉(固体)である次亜塩素酸カルシウムは、取り扱いが比較的むずかしいものです。
現在では、液体である次亜塩素酸ナトリウムや液体塩素の使用のほうが、水道水の消毒においては主流となっています。
カルキ臭の原因
ご家庭の水栓からでてくる水道水には、独特の不快なにおいや味がすると思います。
カルキはもちろん、次亜塩素酸ナトリウムや液体塩素の場合でも、水道水のカルキ臭を避けることはできません。
不快臭の原因は、クロラミンという有害物質にあります。
クロラミンとは?
クロラミンとは、水道水に塩素系消毒剤を加えた際に発生する物質の総称です。水中に存在しているアンモニアなどの窒素と、塩素が化合して生まれます。
モノクロラミン(クロロアザン)、ジクロラミン(ジクロロアザン)、トリクロラミンなどの種類があります。
クロラミンの有害性や人体被害について
不快臭のほか、クロラミンは皮膚に刺激をあたえます。アトピー性皮膚炎などで敏感肌をお持ちの方は、手洗いや入浴の際、クロラミンの刺激に注意しましょう。
また、プールでは、目・鼻・喉に痛みを感じる恐れがあります。とくべつ敏感肌の方でなくとも、入泳後にはクロラミンを除去した浄水シャワーで皮膚を洗い流すとよいでしょう。
水道水のカルキを抜く方法
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消毒副生成物トリハロメタンも99.8%除去
カルキなどの塩素消毒により、水道水にはクロロホルムやブロモジクロロメタンなどの有害物質が発生します。
※世界保健機関(WHO)の一機関である国際がん研究機関(IARC)では、クロロホルムおよびブロモジクロロメタンは、「発がん性が疑われる」化学物質(グループ2B)に分類されています。
トリハロメタン類も、MULTIPURE(マルチピュア)の浄水器を使えば99.8%除去できます。
有害物質の項目ごとの除去率は、こちらのページから一覧で確認することが可能です。
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