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水道水の残留農薬は浄水器で除去できる?注意ポイント

2023.09.07

農薬は日常に存在している薬剤です。田畑に限らず、公園、街路、線路、道路、ゴルフ場など、身近な場所にもまかれています。

この記事では、水道水に含まれる恐れのある農薬について、基礎知識から具体的な対処法まで解説します。

日本で登録されている農薬は4,000種類以上

日本で登録されている農薬は、2020年時点で4,263件あります。

主成分だけでも500種類以上があり、新しい薬剤は毎年つぎつぎ開発され、登録されています。

国内で使用される農薬のタイプ別使用割合

日本で使用される農薬は、大別すると以下の4種類があります。

  • 除草剤
  • 殺虫剤
  • 殺菌剤
  • 殺虫殺菌剤

その他には、殺そ剤、農薬肥料、植物成長調整剤、殺虫・殺菌植調剤などがあげられます。

除草剤35%、殺虫剤29%、殺菌剤22%、殺虫殺菌剤11%、その他3%の比率で、おおむね使用されています。

【注意】農薬は浄水場で処理されない

おもに河川水をひっぱってきて水道水をまかなう傾向の強い日本では、雨水とともに、河川の上流から浄水場に農薬が流入する可能性が高いと言えます。

ところが浄水場では、農薬に対する処理はされません。水道局などの水道事業体の管理状況を以下で確認しましょう。

水道事業体の農薬の管理状況

農薬類は、現状では「水質管理目標設定項目」として取り扱われています。

水道局などの水道事業体が管理する上水道の水質は、以下3つの基準で管理されています。

1. 水質基準項目(51種類)

もしも基準値を超過した場合には飲用不可となる管理項目。

2. 水質管理目標設定項目(27種類)

たとえ検出されても飲用不可にはならないものの、定期的に検出状況が把握される項目。

なお農薬類はこちらの項目に該当します。

3. 要検討項目(46種類)

農薬類は、目標値を超えていてもすぐに対応されない項目に該当

厚生労働省の「農薬の考え方について」によると、農薬は、「現在までのところ浄水から評価値の10%を超えて多く検出される項目に該当する農薬に該当するものがないため、水質基準が設定されている項目はありません」という状況になります。

なお2023年8月時点では、116項目の農薬が対象とされ、水質検査で確認されています。

水道水に含まれる残留農薬にご家庭で対処するには?

水中に残留している農薬の有害性は、その種類や量によっても異なり、未知数です。

日本では、微量ながらも水道水に含まれている恐れがあるため、ご家庭で適切に対処することをおすすめします。

とくに飲料用や料理用の水道水の対応には、浄水器の使用がおすすめです。

一般的な浄水器はたった1種類の農薬しか除去できない

前述のとおり日本で使用される農薬は、主成分だけでも500種類以上の物質が存在します。

ところが一般的に販売されている浄水器では、除去できる農薬は「CAT」(別名:シマジン)に限られます。

残留農薬に対する浄水性能は、各メーカーや製品によって個々別々のため、性能テスト結果をよく比較する必要があります。

マルチピュアは15種類の農薬を除去できる

マルチピュアの場合、NSFによって認証されている農薬(除草剤や殺虫剤に使われる成分)の除去項目は、以下のとおり15種類あります。

さまざまな農薬類に対応しているため、認証項目として成分記載のない有害物質についても近い成分のものは高確率で除去することが可能です。

除去項目一覧(NSF認証済み)

  • アラクロール
  • アトラジン
  • クロルデン
  • 2,4-DDBCP(ジブロモクロロプロパン)
  • ジノセブ
  • エンドリン
  • カ-ボフラン(フラダン)
  • ヘプタクロール
  • ヘプタクロールエポキサイド
  • ヘキサクロロシクロペンタジエン
  • メトキシクロル
  • ペンタクロロフェノール
  • 二塩化プロピレン(1、2-ジクロロプロパン)
  • シルベックス(2、4、5-TP)

【コラム】野菜や果物の残留農薬は水洗いで落とせる?

水道水に含まれる除草剤や殺虫剤は別にしても、日々の食生活において食品から農薬を摂取している可能性は大いにあります。

野菜や果物から検出される残留農薬は、水洗いによって、2割から8割程度までは落とすことができるそうです。

水洗いするための水道水にそもそも農薬が含まれていては元も子もないため、野菜や果物の予洗いにはぜひ浄水を利用しましょう。

【令和4年】農薬類に関する水質基準等の改正について

令和4年4月1日、水道水の水質基準が改正されました。農薬類の目標値などに変更がありましたので、現状の水道水質について正しい情報を確認しましょう。

①目標値が変更されたもの

項目旧目標値新目標値方針
「ホスチアゼート」0.003 mg/L0.005 mg/L緩和
「クロロピクリン」0.003 mg/L新規
「ウニコナゾールP」0.04 mg/L0.05 mg/L緩和

②分類が変更されたもの

農薬名「イプフェンカルバゾン」について、要検討農薬類から、対象農薬リスト掲載農薬類に引き上げが実施されました。なお目標値に変更はありません。

③その他の見直し

農薬名「メチダチオン」について、従来はメチダチオン(原体)のみの検査でしたが、メチダチオンと「オキソン体」とセットでの検査対象に改正されました。

今回の改正に対するMULTIPUREの除去範囲

項目除去可否
「ホスチアゼート」
「クロロピクリン」
「ウニコナゾールP」
「イプフェンカルバゾン」
「メチダチオン」
「オキソン体」

「オキソン体」については、現状では検査を実施しておらず、除去可否に言及できない状態です。除去効果がわかり次第、発表させていただきます。

残留農薬の除去には世界のMULTIPURE

マルチピュアの浄水器は、すべての製品が15種類の農薬に対応しています。

NSFという世界的な第三者機関によって、ほとんど100%の除去率を認められています。

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