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今回は、都内の水道水の状況についてお話します。お住まいの地域の水環境や水道水質はだれしも気になるもの。ここでは東京都水道局などが公開している公式情報をもとに、ご家庭の水栓に危険がないか確認する方法をご紹介します。
東京都の水源施設は?
東京都の水源のほとんどは河川水です。大きく分けて以下3種類の水源施設(ダムや貯水池)を所有しています。
- 利根川水系
- 荒川水系
- 多摩川水系
これらのうち、80%が利根川水系・荒川水系、17%が多摩川水系の水道水となります。
なお水源施設によって管理者は異なります。利根川水系・荒川水系の施設は、国土交通省および独立行政法人水資源機構によって管理されており、多摩川水系施設は水道局の直接管理のもとにあります。
東京分水にも注目しよう
東京都の水道需要は増加の一途をたどっています。そこで東京都水道局は、神奈川県企業庁および川崎市上下水道局との間に「東京都への臨時分水に関する協定」を取り交わしており、分水を受けています(なお協定は昭和50年の締結から毎年更新されています)。
これにより東京都水道局は、相模川水系の水を長沢浄水場で受水しており、世田谷区、目黒区、大田区のそれぞれ一部区域に給水しています。
つまり、都内の各家庭に給水される水道水の安全性を確認したい場合、東京の浄水場に限らず周辺の県の水環境にまで視野を拡げる必要があります。
都内のどこの浄水場から配水されているのか?
都内各家庭の水道水が、どこの水源施設から来て、どこの浄水場で浄水された水かを確認するには、東京都水道局のホームページ内にある「配水系統~ご家庭の水道水情報」をチェックするとよいでしょう。
このように区市町名だけではなく、細かく地域を絞って検索することが可能です。
水道水の安全性の確認方法
同ページから、家庭付近にある給水栓(蛇口)の水質検査結果に飛ぶことができます。なお検査が実施される給水栓は、都内に131か所にあります。
こちらの「給水栓番号」の各リンク先に飛ぶことで、家庭付近に配水される水道水の水質状況やその安全性をピンポイントで確認することができます。
たとえば上記の長沢浄水場から配水されている給水栓の場合、リンクをクリックすると以下のページがあらわれます。
水質検査結果の閲覧方法(安全性チェック)
東京都水道局の「蛇口の水質検査結果」は、大別すると下記4点の結果が記載されています。
- 水質基準項目(51項目)
- 毎日検査項目(3項目)
- 水質管理目標設定項目(31項目)
- その他の項目(7項目)
水道水の安全性について確認する場合、とくに「水質基準項目」と「水質管理目標設定項目」に着目しましょう。
安全性チェック①水質基準項目
厚生労働省令に基づく「水道水質基準51項目」です。「人の健康の保護の観点」から設定された1〜31の項目と、「生活利用上障害が生ずるおそれの有無の観点」から設定された32〜51の項目とで構成されています。
東京都に限らず、日本の水道水はこれら51項目について基準値以下になるよう浄水されなくてはなりません。
水質基準項目の例
厚労省によって設定された「総トリハロメタン」がその代表例です。詳しくは以下の記事に解説があります。
安全性チェック②水質管理目標設定項目
現在のところ水質基準項目にする必要性はないものの、将来的に水中に検出される可能性の高いものが「水質管理目標設定項目」とされています。
なお、令和4年の水道水の水質基準改正にともない「農薬類」が注目を浴びていますが、東京都水道局では水源地域の農薬の使用実績や毒性などが考慮され、83項目の農薬が対象とされています。
水質管理目標設定項目の例
河川水汚染によって危険性が叫ばれている「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)」がその代表例です。詳しくは以下の記事に解説があります。
自宅付近の水道水の状態を調べてみよう
普段から利用している水道水の状態を知っておき、安全な管理がされているか、定期的にチェックしましょう。
ホームページでの調査結果の閲覧はもちろん、東京都水道局はカスタマーサービスも丁寧な印象です。問い合わせ内容には専門家が誠実に答えてくれますから、安心して不明点を解消することができます。
また、水道水をより安全な飲用水に変えたい場合、ぜひMULTIPURE(マルチピュア)の浄水器もご検討ください。
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