インドネシアに日本人が渡航する場合、どのような点に注意して水道水と付き合っていけばよいでしょうか?
インドネシアの暮らしの水を安全にできるマルチピュアの浄水器「インドネシアモデル」は、世界最多の有害物質除去項目数を誇ります。
今回はマルチピュアジャパンより、衛生面で課題の多いインドネシアの水道水への対処方法をご紹介します。
日本の水とインドネシアの水の違い
日本は水資源の豊富な国です。河川に恵まれ、降水量も多く、水にアクセスしやすい環境が整っています。
上下水道の整備もほとんど完璧で、水道の通じていない家庭を探すほうが困難なほど。令和2年度の厚労省の基本統計を確認すると、東京都の水道普及率は100%、全国的に見ても総人口あたり98.1%の普及率です。
インドネシアの水資源について
日本よりも年間降水量の多いインドネシアは、島々に分散してはいるものの国土全体に5,000以上の河川流域があります。ただし雨季と乾季があり、時期による水需給のギャップが激しいことが特徴です。
暴風雨も発生しやすく、洪水などの災害も多発します。ダム建設などが進められてはいるものの、依然として生活用水は地下水に依存しています。
インドネシアの上下水道の整備状況
国土交通省の発表するインドネシア共和国に関する情報(2010年)を確認すると、上水道の普及率は31%、下水道の普及率3%であることがわかります。
ただしこれらの数字は、都市部と農村部とで大きくへだたりがあります。実際には、都市部での水へのアクセス率は92%にのぼり、ジャカルタに赴任することの多い日本人駐在員は、少なくとも生活水へのアクセスについては、ほとんど困ることはないでしょう。
インドネシアの水道水の危険性
外国人に限らず、その地に生まれたインドネシア人も、日常的にミネラルウォーターを愛飲しています。水道水を直接飲んでいる人は、都市部ではほとんど見かけることがありません。
その理由は、現地の水汚染にあります。Studi Kualitas Air Minum Rumah Tangga(インドネシア保健省)が2020年に家庭用飲料水源について実施した調査によると、テストを受けたインドネシア内の20,000世帯の飲料水源のうち、約70%が糞便廃棄物によって汚染されていることが判明しました。
食中毒や下痢性疾患に注意
細菌やウイルスの蔓延した水汚染は、食中毒や下痢性疾患を誘引します。ご高齢の方や妊娠中の方など、抵抗力の弱い方は命にかかわる場合もあるため、細心の注意を払いましょう。
また、渡航時期も重要です。インドネシアでは、乾季から雨季に変わる10月〜12月にかけて湿度が急上昇するため、細菌が繁殖しやすくなり、これらの疾患が急増する傾向にあります。
子どもの下痢について
乳幼児の場合、下痢性疾患が見られた際に適切に対応する必要があります。世界保健機関(WHO)が発表した2017年のファクトシート(原文)によると、下痢性疾患は、5歳未満の子どもの死亡原因の第2位となっており、安全な飲み水と衛生的な上下水道によって防ぐことができます。
※厚生労働省検疫所にも同様の記述(日本語)がありますので、お子様が渡航される際は、ぜひご参照ください。
お子様は、シャワー中やうがい中に、誤って現地の水を飲んでしまうこともあります。不安がある場合、家で利用するすべての水を浄水にできるセントラル浄水器やミネラルウォーターを利用するとよいでしょう。
水道水は「飲めない」だけじゃない
上下水道の整備が未熟なインドネシアでは、生活水のすべてにおいて過信が禁物です。
水が飲めないだけでなく、料理、洗濯、シャワー、歯磨きなどの水にも、多少の不便があります。暮らしの中で注意すべきポイントを、以下でまとめて確認しましょう。
インドネシアの生活水について注意すべきポイント
注意1.水道水で作られた氷
外食をする際、冷たいお茶やジュースなどを注文すると、飲料のなかに氷が入っていることがあります。
ミネラルウォーターで作られた氷なのか、水道水で作られた氷なのか、判断がつかない場合には、口にしないほうがよいでしょう。
注文時にあらかじめドリンクの氷を抜くことを伝えるか、温かい飲み物を注文すると無難です。露店で食事をとる際には、ミネラルウォーターを購入して持参するとよいでしょう。
注意2.生野菜
水道水で洗浄したあと、非加熱のまま提供される野菜にも注意が必要です。
とくに10月〜12月の雨季に変わる時期は、高温多湿のため、細菌やカビが繁殖しやすくなります。細菌性食中毒などの可能性が高まりますから、外食時には、非加熱の食材が含まれる料理の注文を控えるとよいでしょう。
また、妊娠中の方や持病をお持ちの方など、感染後に重症化する恐れのある方は、雨季に限らず、衛生管理設備の整った施設でつねに食事をとるようにこころがけましょう。
注意3.茹でた麺(ミー)
ミーとは麺のことです。インドネシアでは、おかずやおやつとして麺料理を気軽に食べる文化があり、外食時に楽しむ方も多いでしょう。
乾麺から麺を茹でる場合、提供環境によっては水道水を利用している可能性があります。もちろん煮沸されていますが、加熱しても死なない食中毒菌や、長時間の煮沸でなければ除去できない化学物質なども存在します。
乳幼児はよろこんで麺類を食べますが、下痢性疾患の恐れを考え、安全な提供場所での食事に限定してあたえることをおすすめします。
注意4.歯磨きやうがい
インドネシアの水道水に慣れないうちは、口内に含むすべての水を、浄水もしくはミネラルウォーターだけにするとよいでしょう。
一定時間、細菌やウイルスを体内に含むだけでも、感染の恐れを否定できなくなります。たとえ飲み込まないにせよ、念の為に水道水は避けておくほうが無難です。
お子様は、歯磨きやうがいの際に水道水を誤飲する可能性がありますので、とくに注意してください。
注意5.シャワーや洗顔
インドネシアの水道水は、硬水です。ミネラルが多く含まれているため、そのままシャワーを浴びてしまうと、髪がごわつきます。不純物も多く、抜け毛など頭皮トラブルの原因となるため、浄水シャワーヘッドを設置することをおすすめします。
洗顔時も、水道水でそのまま顔を洗うと、乾燥が酷くなったり、肌に白い不純物が残ったりします。
女性はもちろん、男性でも、肌トラブル対策として浄水やミネラルウォーターで洗顔している方が多くいらっしゃいます。
注意6.洗濯用の水
たとえ新品の洗濯機を使っていても、服が茶色くなったり黒くなったり赤くなったり黄ばんだりすることがあります。どの色の場合でも、原因のほとんどは水道水やタンク内の汚染です。
洗濯に関するトラブルやストレスを軽減したい場合、セントラル浄水器を設置することをおすすめします。白い服を洗濯することに躊躇せずにすむでしょう。
ミネラルウォーター? 浄水器? ウォーターサーバー?
インドネシアでは、安全な水を手に入れるにはどのような方法を採るとよいでしょうか。
一般的には3つの選択肢があります。ひとつずつメリットとデメリットを確認しましょう。
1.ウォーターサーバーとガロンボトル
インドネシアに長期滞在している日本人の多くは、ガロン(19リットル)ボトルを定期購入し、ウォーターサーバーに設置して飲水していらっしゃると思います。
ガロン水を生活水として利用する場合、生活のどの範囲にまで利用するかは、各家庭ごとに幅があります(皿を洗う水や、コンタクトレンズを触れる前に手を洗う水などに使う方もいらっしゃいます)。
ガロン水のメリットとデメリット
冷水や熱湯を自由に使えるウォーターサーバーは、飲用として利用しやすいでしょう。硬度100以下の軟水なら、赤ちゃんのミルク作りにも最適です。
お茶やミルクを作りやすいというメリットがある一方、導入してもミネラルウォーターが家中の蛇口から出てくるわけではないため、場所が限定されるというデメリットがあります。
たとえば皿洗いや野菜洗い、調理中の手洗いに利用したい場合、いちいちウォーターサーバーから大量の水を運んでくるのは非常に手間です。面倒で重たいため、諦めて水道水を利用している方も少なくありません。
2.ペットボトルのミネラルウォーター
インドネシアのミネラルウォーターは、スーパーやコンビニなどさまざまな場所で手に入れることができます。500mlボトルでも20円から40円ほどしかしません。
種類も豊富で、多くのブランドからさまざまな硬度の水が出されています。ぜひ飲み比べてみるとよいでしょう。
ペットボトルのメリットとデメリット
ペットボトルのミネラルウォーターは、持ち運びに便利です。外出する際に携帯しやすいだけでなく、家の中のさまざまな場面でも、使いやすさを実感できるでしょう。
キッチンではお料理に、洗面所では歯磨きやうがいに、ペットボトルのミネラルウォーターを使っていらっしゃる方もいます。
ただし、大量に水を必要とする場面では使いにくいというデメリットがあります。洗濯やシャワーなど、大がかりな生活水としてはほとんど利用することができません。
3.浄水器
浄水性能は各メーカーによりますが、世界トップレベルの除去項目数を誇るMULTIPURE(マルチピュア)では、98〜104種類の有害物質や不純物を除去することができます。
ウイルス・バクテリア・ヒ素まで除去できる浄水器を設置すれば、飲用水も生活水も、すべてが安全になります。工事不要で、15分程度のかんたんな作業で自分で取り付けられる機種もあります。
浄水器のメリットとデメリット
浄水器は、生活の水すべてを安全なものに変えることができます。
導入に初期費用はかかりますが、水を購入しつづける必要がなくなり、わずらわしさがなくなります。(なお、マルチピュアはすべての機種が10年保証付きで、長期的には低コストで運用することが可能です)。
ただしマルチピュアにも、浄水性能にばらつきがあるというデメリットがあります。
キッチンに取り付ける飲用タイプの浄水器にかぎり、98〜104種類の有害物質を除去することが可能ですが、セントラル浄水器やシャワーヘッドタイプでは、一般的な浄水器の性能(不純物を除去する程度の浄水性能)にとどまります。
インドネシアの水環境に最適化した「インドネシアモデル」浄水器
創業50年来、マルチピュアは世界80か国以上に愛用者がいます。ジャカルタをはじめ、インドネシアにお住まいの日本人家庭の多くにご導入いただいております。
とくにご好評いただいている「インドネシアモデル」は、インドネシアの水道水に含まれる104項目の有害物質や不純物を、ほとんど100%近く除去することができる高機能浄水器です。
ウイルス・バクテリア・ヒ素まで除去できるのは、世界で唯一、マルチピュアの浄水器だけ。それをインドネシア向けに開発し直し、現地の方にもご利用いただきやすいようコストと利益をギリギリまでおさえた、特別なモデルを追求しました。
ご購入方法
現地からお電話、もしくはメールでご注文いただくことができます(日本からはフリーダイヤルのお客様サポートもご利用いただけます)。日本人の担当者も在籍しておりますので、お気軽に現地スタッフまで日本語でご連絡ください。
- 電話番号:0812-9592-0341(インドネシア担当:田中 誠)
- メールアドレス:makoto.tanaka@gdn.co.id
【販売元:PT.Gobel Dharma Nusantara】マルチピュアジャパンは、インドネシア総販売元としてPT.Gobel Dharma Nusantaraに販売を委託しております。製品のお問い合わせ、販売、配送、設置工事、アフターケアのご相談など、日常のさまざまなトラブルも含め、現地のPT.Gobel Dharma Nusantaraまで、ご質問・ご相談いただけます。WhatsAppでもお気軽にご連絡いただくことが可能です。