ご自宅で猫を飼育中の方や、これから子猫を迎えるご予定のある方から、ペット向けの飲み水についてご相談のお問い合わせをいただくことがあります。
現在、猫に水道水をそのまま飲ませている方もいらっしゃるかと思います。日本の水道水の有害物質について、昨今、危険性がさまざまな報道されているなか、ペットの飲み水の安全性について考え直す機会が訪れています。
今回の記事では、愛猫の健康被害を避けるための「飲用水の選び方」について解説します。
どう選ぶ?猫や子猫の水分補給用の水
ペットボトルやウォーターサーバーなど「購入する水」も含めれば、猫のために用意できる水の種類はじつに多くあります。
猫の成長具合やご家庭の方針によって、採用すべき最適な水は異なります。まずは一般的に用意しやすい水の選択肢を確認しましょう。
猫のために用意できる水の種類(例)
- 蛇口から出てくる水道水
- 浄水器の浄水
- ペットボトルのミネラルウォーター(天然水)
- ウォーターサーバーのボトル水(天然水・RO水・浄水)
- 犬猫用に販売されているペットボトルの水
種類や販売業者によって価格は異なりますが、おおむね「水道水」がもっとも安く、個別に購入する必要のある水は、比較的コストが高くつく傾向にあります。
猫に水道水を飲ませる場合の注意点
猫にはさまざまなライフスタイルがあります。どこに生活の拠点を持つ猫かによって、飲み水の条件は変わります。
今回は、外猫や地域猫といった自由気ままな暮らしをしている猫と、家のなかで生活し、食事の管理をしやすい猫を例にとり、あたえるべき水の種類を解説します。
1.外猫や地域猫には、塩素消毒された水道水をそのままあたえよう
外猫や地域猫には、浄水ではなく塩素消毒された水道水をそのままあたえましょう。
家の外で自由に暮らしている猫の場合、いつ水を飲みに来るのかわからず、長時間、常温で水を放置しがちです。水のなかでバクテリアが繁殖する恐れがあるため、残留塩素の入った水を用意し、安全を確保しましょう。
2.室内飼いの家猫には有害物質を除去した浄水にしよう
安全だと思われていた日本の水道水が脅かされている今、大切なペットにあたえる水も、可能であれば浄水にすべきです。
たとえば塩素には、消毒系副生成物「トリハロメタン」の問題がつきまといます。また、有機フッ素化合物「PFAS」による汚染、地下水に漏れ出した「ベンゼン」など、水道水に含まれる有害物質の話題は、昨今、枚挙にいとまがありません。
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猫にミネラルウォーターや水素水を飲ませても大丈夫?
よくお客様よりいただく問いに、「天然水(ミネラルウォーター)をペットに飲ませていいのか?」「人間が飲んでいる水素水をあたえてもペットの身体に害はないか?」というものがあります。
水道水以外の「購入する水」を猫にあたえる場合に必要なチェックポイントを解説します。
ポイント①軟水かどうかを確認しよう
猫の身体は人間よりも小さく、腎臓機能が弱いため、ミネラルウォーターをあたえる場合には注意が必要です。
カルシウムやマグネシウムといったミネラル含有量の多い水を摂取させた場合、尿結石症などを引き起こす可能性があります。
水分補給用の水はもちろん、食事をあたえる場合にも、使用している水の硬度やミネラル含有量をかならず確認しましょう。
ポイント②硬度(ミネラル含有量)60mg/L未満の水を選ぼう
一口に「軟水」「硬水」と言っても、その定義には世界各国で微妙にずれがあります。
たとえばWHOの基準では、水1L(リットル)に対して硬度120mg/L以上の水を「硬水」としますが、日本では一般的に、硬度100mg以上のものを「硬水」と呼びます。
つまり、「軟水か硬水か」という表記だけでは水を選ぶことはできません。表記されているミネラル含有量を具体的にチェックし、目安として硬度が60mg/L未満の水を選ぶことをおすすめします。
日本の水道水は安心の「軟水」
日本の水道水は硬度の低い軟水です。ウォーターサーバーやペットボトルのミネラルウォーターをわざわざ猫のために購入する必要はありません。
むしろミネラルウォーターでは、硬度が思いのほか高くなる恐れがあります。危険を避けるためにも、日常的にペットには水道水をあたえることをおすすめします。
その際、浄水器に水を通すことで、より安全に飲ませることができます。身体の小さな猫や子猫たちは、人間以上に有害物質の影響を受けやすいですから、不純物をくまなく除去した水を用意しましょう。
MULTIPURE(マルチピュア)を導入すると、スタンダードモデルでは98種類、最上位モデルでは、ウィルス・バクテリア・ヒ素・PFOS/PFOAまで含めた104種類の有害物質を除去することができます。
大事なペットの健康を守るために、安心できる水を用意しませんか?