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ウォーターサーバーにマイクロプラスチックは含まれる?避ける方法は?

2025.05.10

市販のミネラルウォーターのペットボトルにマイクロプラスチックが混入しているというニュースが全国的に流れ、日々取り沙汰されるようになりました。

マルチピュアジャパンにも、マイクロプラスチックによる水道水の汚染被害状況やペットボトル飲料水の対策方法についてお問い合わせをいただく機会が増えてきました。

「ペットボトルが危険なら、ウォーターサーバーはどうだろう?」というお声もいただきます。「製造工程においてマイクロプラスチックが混入する恐れはないのか」「原水からマイクロプラスチックを100%取り除けているのか?」など、ウォーターサーバーの気になる疑問について最新の研究論文をもとに可能なかぎりお答えします。

マイクロプラスチックとは?(基本のおさらい)

マイクロプラスチックとは、水中や空気中に含まれる微細なプラスチックゴミです。サイズはさまざまで、全長5ミリメートル程度のものから目視確認が不可能なナノレベルのものまであります。

おもな発生源はペットボトルや食品パッケージといったプラスチック製品の廃棄物です。それらが河川や海洋に放出されてしまい、日常的に飲用する水道水やボトル飲料水の原水の汚染につながっています。

マイクロプラスチックの人体への影響や健康被害についての研究

マイクロプラスチックが人間にあたえる毒性の詳細については残念ながらまだ解明されていません。

以下の記事にて健康影響に関する解説があります。最新の研究論文をまじえ紹介していますから、ご興味のある方はぜひ一度ご閲覧ください。

水道水へのマイクロプラスチック混入(基本のおさらい2)

日本の水道水におけるマイクロプラスチックの混入は全国的に確認されています。

たとえば首都圏を対象とした水道水中のマイクロプラスチックの汚染調査(2019年)によると、東京都から神奈川県までの首都圏5か所で採取された水道水からは、1リットルにつき最多12.8個、平均4.1個のマイクロプラスチックの混入が確認されています。*1

なお、海外14か国における水道水の測定結果では1リットルあたり平均5.45個だったことから、日本の水道水も海外と同程度にマイクロプラスチックに汚染されている状況であることがわかります。

*1 宮本明子, 佐古かおり, 古川瑠美, 村山蘭「水道水中のマイクロプラスチックの現状について」令和元年度大会(札幌)学術講演論文集(2019)

ペットボトルも危険!ミネラルウォーターのマイクロプラスチック汚染

ミネラルウォーターをはじめとしたペットボトル飲料水にもマイクロプラスチックが混入していることが話題を呼んでいます。

259本のペットボトル飲料水を対象とした2018年に発表された研究論文によると、検査対象となったペットボトルのうちの93%が何らかの形でマイクロプラスチックに汚染されていました。*2

*2 Mason S. A.; Welch V. G.; Neratko, J. Synthetic Polymer Contamination in Bottled Water. Front. Chem. 2018, 6, 407. DOI: 10.3389/fchem.2018.00407

ウォーターサーバーのボトル水にもマイクロプラスチックは含まれる?

家庭用ウォーターサーバーの宅配水にもマイクロプラスチックが混入している恐れがあります。水道水やミネラルウォーターのペットボトルと同様、飲用については注意を要します。

マイクロプラスチック汚染が懸念されるウォーターサーバーの種類

給水方法別にウォーターサーバーを大別すると、おおよそ下記の二種類のサーバーがあります。

  • 宅配水型ウォーターサーバー(RO水・ミネラルウォーター)
  • 給水型ウォーターサーバー・水道直結型ウォーターサーバー(浄水)

これらのうちマイクロプラスチック汚染がとくに懸念されているのは「宅配水型ウォーターサーバー」です。

※すべてのウォーターサーバーのボトル水においてマイクロプラスチック混入のリスクが叫ばれているわけではありません。気になる方は高度な浄水性能を有する浄水ウォーターサーバーや浄水器を選びましょう。

宅配水型ウォーターサーバーはなぜマイクロプラスチックに汚染されやすいのか?

ウォーターサーバーのガロンボトルは、軽量であり加工がしやすく、耐久性もあり低コストであることから、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックでできています。

ボトル入り飲料水に含まれるマイクロプラスチックの発生源について分析した調査研究によると、「ボトルの製造プロセス」「キャップの摩耗」「水の充填プロセス」などから汚染経路を確認できています。*3

そのため、プラスチックの種類や機械の強度によっては、製造工程においてマイクロプラスチックが混入するリスクがあります。

なかにはキャップ装着時の機械的影響がもっともマイクロプラスチック混入のリスクを高めているという結論を出している調査研究もあるため、可能であればガロンボトル自体の使用をなるべく避けることをおすすめします。

*3 Polychronopoulos, Nickolas & Vlachopoulos, John. (2023). On the origin of microplastics in bottled water. 180001. 10.1063/5.0168577.

ボトル内飲料水のマイクロプラスチック曝露について

ガロンボトルの製造工程や充填工程だけではなく、もとより原水にマイクロプラスチックが含まれており、DWTP(飲料水処理プラント)のさまざまな処理ユニットを通過しても、微細なマイクロプラスチックを100%除去できていないという事実も同調査にて指摘されています。

とくに地下水には有害物質が多く含まれています。マイクロプラスチックはもちろん、その他の不純物を適切にろ過できているかどうか調べてみましょう。製品のHPやパンフレットを参照し、信頼に足る第三者機関によって浄水性能が保証されていることをチェックできると安心です。

給水型ウォーターサーバー・水道直結型ウォーターサーバーでもマイクロプラスチックが含まれている可能性あり

水道から手動で給水するシステムのウォーターサーバーや、蛇口直結型のウォーターサーバーもあります。

これらは使用されているフィルターの性能によってマイクロプラスチック混入のリスクの有無が異なります。製品ごとにマイクロプラスチックの浄水性能や性能検査の結果について一度確認を取ってみましょう。

浄水ウォーターサーバーのフィルターの種類

  • 活性炭式
  • ろ過膜式
  • 逆浸透膜(RO)式
  • セラミック式

※参考:「ろ材で分けた浄水器のタイプ」(浄水器協会)

浄水ウォーターサーバーのフィルター素材を大別すると上記4種類となります。

4種類それぞれにもさらに細かく種類があり、たとえば活性炭式には「粒状」「粉状」「繊維状」「ブロック状」などの形状が見られ、製品ごとにマイクロプラスチックの除去性能は大きく異なります。

世界でもっとも安全だと言えるのは米国マルチピュアが開発した「ブロック活性炭」です。国際認証NSFにて世界ナンバー1の浄水性能が保証されています。

世界一!マイクロプラスチック除去率99%以上の浄水器

創業50年来、世界80か国以上に愛用者のいるMULTIPURE(マルチピュア)は、マイクロプラスチックはもちろん、最多104種類の有害物質を除去できる世界最高水準の浄水器です。

自社開発したすべての製品についてNSFの性能試験を受け、マイクロプラスチックの除去性能については以下のとおり「99.8%」の除去率にて認証されています。

(オフィシャルサイトの情報が古いためにマイクロプラスチックに関する認証取得の記載がありませんが、正式に除去項目として追加されておりますのでご安心くださいませ)

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